選択式 101-151


 *区切ってありますが、気にせずお使いください。
 この色の文字は補足説明なのでアップの際は消してくださいね。


   白に染まる
   世界中の誰よりも、ねぇ、貴方を愛しているの
   優しく突き放す笑顔で
   甘やかに降る声を、忘れないために
   三月、夢見、蜃気楼

   そして零れ落ちる音の雫
   schizophrenia(=精神分裂病)
   造られた感情だというのなら、この涙は何ですか?
   泥濘(ぬかるみ)を蹴散らして、どうか此処から連れ去って
   閉じた世界で、永久の眠りを

   緩やかな拒絶にも似た抱擁を
   そんな言葉の為に大切にしていたわけじゃないんだ
   いつだってうまくいかない、まるでこどもみたいに
   守れるなら、それでいい
   知らない知らない知らない要らない

   目を閉じて願うのは、君の笑顔だけだというのに、
   誓約は果たされた
   帰らないで、還ってしまわないで
   さくらのはなよりはかないひとへ
   何度「愛している」と囁(ささや)けば、君は僕のものになるの?

   利用したいならすればいい。その間だけは傍にいられるから。
   機械的な音じゃなくて、声が、ききたい
   大切なものなんてなくなってしまえばいい
   要らないのに、自分みたいで捨てられないんだ
   憧れた空は、まだ遠い

   空虚(うつろ)な想いで遠ざけた。君に似合う人なんて知らない。
   優しい夢は、何よりも切なくて
   わざと眼鏡の度を上げて、ピントのずれた世界を見ている
   泣きたいくせに笑わないでよ。いつもいつもどうして私が泣いてしまうの?
   綺麗に笑う人だと思う。だから余計、わからない。

   箱庭の生活。僕は世界を知らない。
   望めば何だって手に入るんだ。自由とあの空以外なら。
   蒼い月と、冷たい横顔
   強がって強がって、強さというものを忘れてしまった
   その目が俺を映すことは、多分、もうないのだろう

   屈託のない微笑みが、くすぐったくて仕方ない
   見える範囲が広すぎるんだ。近くのものが霞むほどに。
   よごれてしまったてのひらを、たいようにかざして
   忘れそうになっていた、だけど、これは現実だ
   やっていることはみんな同じ。ただ優しいか優しくないかの違いだけ。

   優しくて、どうしよう、泣きそうだ
   ぼくのきみをかえして
   あなたに優しさがあるというのなら、どうか触れないでこのまま
   何も信じられなくなるよりも、
   だから、どうして、そんなに簡単に捨てるなんて言えるの?

   誰にも望まれない命だけれど、そこに意味があったなら
   贖罪(しょくざい)なんて求めてない。ただ認めるのが怖いだけ。
   嫌いなんだ。君といると思い出してばかりだから。
   さよならの言葉を飲み込んで、一筋だけ涙を零した
   想像できなかった今と創造していく未来と