選択式 051-100


 *区切ってありますが、気にせずお使いください。
 この色の文字は補足説明なのでアップの際は消してくださいね。


   消したい過去、会いたい人
   重すぎるくらいが、丁度良いんだ
   どうして、どうして君の声を間違えたりしたの
   言葉で殺して、閉じ込めて
   誰も信じないということは、世界に自分しかいないということ

   schiettamente(=音楽/伊/素直に、装飾しないで)
   絶対的な距離
   君の歌で、僕を世界に繋ぎとめて
   大切なものを守るために、大切な人を傷付ける
   貴方に出逢う未来を夢見て

   現実に滲(にじ)む夢を見せて
   沈み込め、空深く
   ねぇ金糸雀(カナリア)、私の為に歌って頂戴?
   見え透いた偽りで飾り立てた。私は何処にいるんだろう。
   手のひらの熱で、何もかも溶けてしまえばいい

   望めば手に入るというのなら、愛情なんて生まれなかった
   幼稚な恋だと笑ってください
   For dear,
   ある青い鳥の話
   それでもいいと諦めたように笑う

   絶え間なく、揺るぎなく、穏やかに
   止め処(ど)なく流れる感情も、全部
   否定することばかり上手になって
   目を伏せて愛おしそうに呟くのは、知らない名前
   烙印(らくいん)を押されたその瞬間から

   それは、逃げることすら選択できなかった人の、単なる放棄に過ぎないのに
   月夜烏(つきよがらす)
   少しだけ、ほんの少しだけ悲しんで
   劣等感を持てる程、近くにはいないから
   訳なんてないよ。ただ君を好きなだけ。

   いっそ、誰の思いも届かなければいいのにね
   泡沫(うたかた)の夢、嘘吐きな月
   縋(すが)るように求めてた。それは多分お互いに。
   咎人(とがびと)となることを望んだ、あの日の空は、
   願わくば、私の分まで貴方に幸せが降りますように

   平行線上、真逆のベクトル
   無垢な感情
   もう一度、出逢うところから始めませんか?
   震える名前、嗄(か)れた喉
   幕引きの音と共に、僕は目を閉じた

   大丈夫だよ。だって、こんなにも、
   許しを乞(こ)う目で私を見ないで
   この身に疼(うず)く醜い感情ですら、愛しいと思えてしまうんだ
   瑠璃の色、空と海の境界線
   契(ちぎ)りは随分と前に消えてしまったのだと思っていた

   何より甘美な悪夢を貴方に
   其処に存在するという事実だけでいい
   六月、風待、灼(や)けた月
   凛と響く、君の音
   約束をください。決して消えない誓いをください。